ストレスフリーな未来へ

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今すぐできる災害対策に何を用意するべきか、主な三項目についてまとめました。備えあれば憂いなし!

2019年最大級の台風19号が日本列島を直撃するまであと数日。先日、台風15号が房総半島に深い爪痕を残し、未だ一部地域では電気やネットワーク環境が復旧していないところに追い打ちをかけるように、上陸することが予測されています。

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心配しているばかりではいけません。できる限りの準備をして、備えましょう。昨年、胆振東部地域の地震により発生した北海道の大規模停電の経験をもとに、台風ならではの対応も含め、まとめてみました。参考にしていただければ幸いです。基本的に時間に猶予があるうちは、時間がかかる作業から進めていきましょう。

 

1.充電する

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携帯電話は今や重要なアイテムです。離れて住む家族の安否を確認したり、安全をSNS上で公開したり。いざというときに活躍してもらう、そのためにも、まずは十分に充電をしておきましょう。災害時にバッテリーを長持ちさせるためにも、緊急時に不要なアプリなどは設定を見直して、Wifi接続時以外にはバックグラウンドで更新しないように設定を見直すことも重要です。停電となれば、自宅や職場のWifiも使用不可能になりますのでここは潔く設定変更が得策です。他にもBluetoothも使用していなければオフにしておきましょう。充電だけでなく、ラジオをお持ちでない方は非常用としてラジオアプリをダウンロードしておきましょう。災害時はニュース番組や地元の放送局の放送で、被害情報や、避難情報などの様々な有益情報が放送されることが考えられます。

www.nhk.or.jp

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充電するのは携帯電話やスマートフォンだけではありません。先日ご紹介しました、モバイルバッテリーも災害時の強い味方です。

liblin.hatenablog.com

その他に、忘れてしまいがちなのが、ノートパソコン。ほとんどがUSBポートがついていますので、ノートパソコンのバッテリーもモバイルバッテリー同様、スマホなどのUSBコネクター対応の家電品を充電することができますので、忘れずに満タン充電しておきましょう。

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 2.キャンプ用品、アウトドア用品の準備

災害時にキャンプというのも不謹慎ですが、キャンプ用品をお持ちの方は、ぜひこれを活用していただきたいです。食器類は基本的にプラスチック製品が多いので、割れる心配もなく、軽いために壊れにくく、また持ち運びもしやすい。停電の場合でも炭やガスで調理もできます。キャンプ用品一式としてクーラーボックスやウォータータンクなどがあれば、すべて災害時にも活躍する道具ばかりです。タンクには水を満たして、クーラーボックス用の保冷材は冷蔵庫に入れて凍らせておきましょう。半日~1日程度の停電であれば、最低限の生ものは保冷できると思います。暑い時期なら水筒には冷たい氷水を、寒い時期なら熱いお湯を入れられるよう、準備しておきましょう。こちらは停電になった直後や、避難準備の通達が出てからの準備で十分ですが、すぐに持ち出せるよう、押し入れや倉庫から出して準備しておきましょう。

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同時に懐中電灯やランタン、調理用のカセットコンロやアウトドア用ガスストーブなども使用可能な状態かチェックしておきましょう。ガスや乾電池などの消耗品も用意しておきましょう。万が一、避難の必要があるような場合、必要なものがすぐに運び出せるよう、大きめのバックパックやスポーツバッグやボストンバッグなどに必要な着替えやタオル、非常用のお水なども入れて準備を始めましょう。

バッグは背負えるバックパックが一番です。両手が空くので、お子さんを抱えるのも問題はありませんし、スポーツバッグやボストンバッグを肩にかければ、たくさんの荷物が運べます。スーツケースはごろごろ転がしながらの移動は、倒木などの障害物がある場合は、移動に時間を要しますので、お勧めできません。

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台風の場合の雨対策は、傘ではすぐに壊れてしまいます。お持ちであればレインコートやレインスーツ、いわゆる雨合羽をご準備ください。コンビニで売っている透明のレインコートでも、ないよりはましです。大きめの場合は、バックパックを背負った上からも着用可能です。野外フェスに行く方は、レインポンチョを持っている方もいるかもしれませんが、ポンチョも防寒着や敷物など、マルチに使用できるので便利です。ただし、風が強いとバタバタとはためきやすいので、ポンチョの上からベルトや紐で締めたほうがいい場合もあります。

窓ガラスが割れたり、雨漏りがしたり、というような場合は、家の中にテントを設営して、その中で雨風をしのぐ方法もあります。避難をすることになった場合、避難所での着替えに戸惑うような場合は、自立式のテントも役に立つかもしれません。困ったときはお互い様、この場合は、避難をしている皆さんで共有しましょう。

 

3.水、食料、生活必需品の準備

お水はまず、バスタブに大量に用意します。追い炊きのお湯の残りでもいいですが、できれば新しいお水のほうが、その後の悪臭防止に役立ちます。これは飲み水には不適切ですが、断水時でも、トイレの排せつ物を流すために役立ちます。バケツや大ぶりのごみ箱などに移し替えて、トイレに置いておくと、しばらくの間は用を足すたびに流すことができます。

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飲み水や調理用の水は、水筒や空のペットボトル、鍋類に溜めておきます。ほこりが入らないように蓋をして、邪魔にならないようによけておきます。被害が発生しない限りは通常の生活を営むことになりますので、まずはそちらが最優先です。

本当の非常用や、アウトドア好きの方には、こちらのお手軽価格の本格的浄水フィルターもお勧めです。

 

食料は、避難時を想定して、室温で保存可能な非常食になるようなものを集めます。缶詰やレトルトのカレーやごはん、カップラーメンやスープ類など。主食になるようなものにばかり目が行きがちですが、フルーツやジュース、お菓子などのお気に入りの嗜好品は、非常時でも気持ちを落ち着かせるために効果的です。まとめて用意しておきましょう。他に、お味噌やお茶、コーヒーなども用意しておくと、ほっと一息つくことができて、精神的な安心感につながります。災害ということでカンパンを購入する方も多いようですが、パサパサしていて固いのでどうしても水が欲しくなります。個人的にはビスケットや、スープと一緒に食べれるクラッカーの方が美味しく、食事も楽しめるのでおすすめです。お気に入りのビスケットなら小さなお子さんからお年寄りまで、喉に詰まらせる心配も少なく、安心して食べることができます。

f:id:liblin:20191010001801j:plainお子様が小さい場合は、ありったけのおむつや離乳食などもバックに詰め込んで準備しましょう。お子様が安心するように、お気に入りのぬいぐるみや、ブランケットを用意して、できるだけいつもと同じ環境にしてあげてください。ティッシュやトイレットペーパーも数箱、数ロールで構いませんので、用意しておくと便利です。女性の場合は生理用品もありったけ用意しておきましょう。避難所で、困っている方に分けることもできます。ウェットティッシュを常備している方は、こちらも便利です。衛生面に気を付けることは、病気などの発生を防ぐことができますので、手指消毒用のアルコールジェルやスプレーもあると便利です。普段、コンタクトレンズを使用している方は、レンズの洗浄液や、メガネなどの準備もお忘れなく。

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そして、忘れてはけないのが、お薬です。普段からお薬を処方されている方は、そのお薬をすぐに持ち出せるように準備しておきましょう。深刻なご病気を患っている方は、事前にお医者様や薬剤師に相談して、多めにお薬を処方してもらっておくと安心です。避難生活ともなれば、慣れない環境や食事で体調を崩されることもあるかもしれませんから、風邪薬や下痢止め薬、痛み止めや、軽いケガの処置ができるような救急用品の準備も必要です。

 

4.その他の準備

台風の場合は雨と風が大きな被害をもたらします。とりわけ今回は、猛烈な風雨が予想されますので、事前準備を怠らないようにしたいものです。具体的な対応をリストアップしてみました。

  • 雨戸をしっかりと閉め、戸の鍵もかける
  • 家の周りのものが飛んでいかないように屋内に片付ける
  • 避難場所・避難経路の確認
  • 外出しないに限りますが、どうしてもという場合は、出先近辺の避難場所の確認
  • 避難時の靴の準備ーガラス破片、水濡れなどを想定したもの

 

さて、主だった災害対策用品を経験者の目線でまとめてみました。本当はもっといろいろ書きたいところですが、多すぎて逆に混乱してはいけないので、今日のところはここまで。ひと通り準備をして、ストレスを軽減できれば何よりです。被害が甚大にならないことを、ただただ祈ります。

 

<了>